「某音楽フォーラム」で音楽の未来をかんがえる
仕事を始めること四半世紀。
音楽が大好きだが仕事にしてしまった故に正直「音楽の将来は?ロックの将来は?」なんてことを、考えてしまうようになってしまった。
純粋に「カッコいい!」「グッとくる!」「泣ける!」
もっと感情とフィーリングで音楽は感じるべきなのだが、、、
でも、はやり将来は気になるのです。仕事にもしてるし、、、
ということで、
9月7日(土)に渋谷で行われた「某音楽フォーラム」というのに参加してみた。
仕事柄、渋谷は良く行くが桜ヶ丘の方は久しぶり。渋谷駅を降り、246の歩道橋を渡ると、、、
なんじゃこりゃ!!
駒込六本木は一時期、渋谷 桜ヶ丘にある事務所にいました。
ので、この歩道橋は毎日通う場所だったんですが、景観がむちゃくちゃ変わってる!
この歩道橋から見えるのは確か「ビル」「ビル」「ビル」だったはずが、、、
山手線が見えてる。。。
渋谷も変わっていくんですね。。。センター街も変わっていくのかしら???
そんなことを考えながら会場に向かいました。
渋谷某所で行われたフォーラム。
今フォーラムとは、、
地域デザイン学会のHさんから、会について、音楽、文化をどう創造するか。
音楽から地域を考える=町おこしについての内容という話をもらい会はスタート
「MUSIC CITY」~音楽による町づくりの方法
ローカルアイドルによる町づくりの可能性
ローカルアイドルは日本ご当地アイドル活性協会(@nihonidolkassei)によると、、、
・女性アイドル 1729組
・男性アイドル 423組
と言われています。正直もっと多いと思った。女性は特に。。。
東京にいると色々なアイドルが夜な夜な、朝、昼構わずにライブをやってるからなーーー
それでもこのローカルアイドル(ご当地アイドル)を決定づけたのは「あまちゃん」だそうです。確かに地方のアイドルがフィーチャーされたのはこのタイミングかも。もちろん「SKE48」「NMB48」はあったかもしれないけど。
Negiccoの登場(というか注目され始めたのも)もこの辺りか???
ローカルアイドルは自治体、地方の企業などが「地元を盛り上げる」「地産地消」の気持ちがあって始まるのだが、やっている当の本人は、、、
(地元を盛り上げる)という「気」はない。
というのが現状みたいですね。
ローカルアイドルを立ち上げた人の気持ちは、、、
・地元の人々の気持ちを糾合すること
・成長して他の地位からの客を呼び込めるようになること
・さらに売れて他地域における地元の知名度向上、イメージ向上、地元地産品販売の向上
という思いをアイドルに期待してますが、、、
しかし!運営上の問題点
・地域の代表性がアイドルにない→地域の独自性あるアイドルって?てなりますよね。
・地域振興を目的にしていない→本人の志向は「売れたい!!」
・地域に溶け込んでいない→中央に出たい!!地域の特性を生かした楽曲が少ない
・男性ファンに向けた女性アイドルが多数いる→おじさんが運営するからそれは女子の方が受けが良さそう!!
・アイドル市場に習ってアマチュア性と発表会文化が感じられる→クオリティ、、、
・スポーツは地域間の対戦でローカリティを意識できるが、アイドルはポピュラリティーを意識している
・アイドルとしての成功と地域の成功が双方合致していない。
ようは、演者(アイドル)は地元を盛り上げるより、自分が盛り上がりたいんですよ!
アイドルは注目されたいんですよね!
ローカルアイドルへの提言/可能性
では、双方をマッチングするには、やはりお互いの気持ちが寄り添わないといけませんね。
1.地域振興を目的にしている認識を共有し、しっかり役割分担する
2.その地域の文化的・歴史的背景を有したストーリー開発を行う
3.不完全なアイドルの成長ストーリーと地域ストーリーの融合
4.その地域が出てくるアニメを作り、その声優を地元出身者で構成しアイドル化するのも一手段。
なんて話がありました。
「4」が一番可能性を感じますよね。でもそれってアイドルか??てなりますが。
個人的な感想
最近、TBSのドラマ「ノーサイドゲーム」を見ているからかもしれないですが、スポーツと地域の密着の重要性は本当に強く感じます。
やはり、自分の住んでる所のチームが勝つのは嬉しいもんです。
それをエンターテインメントに置き換えると、、、
何が当てはまるのだろうか??
最近のミュージシャンでは出身地にこだわって活動している人も多いです。
でも、それって「地元を大事にする」ことはしていても「地元の発展に繋げる」ではないと感じます。
アーティストが常にご当地ソングばかり歌っていてもしょうがないし、そんなんもんは聞きたくないなとも思います。
とすると、ご当地アイドルの地元密着の考えは成立するのか???
僕の中では結論が出ないでの、色々今後も調べていきたいと思います。
ただ、音楽ビジネスのチャンスは転がっているかも!!